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南アフリカに貢献したトヨタ自動車

トヨタ自動車の現地子会社「南アフリカトヨタ自動車」は1962年の発足。主力車種「カローラ」などを生産し、一部は欧州への輸出も行っているようです。

中国やインドといった新興市場への進出が遅いといわれるトヨタですが、南アフリカでは最大の雇用主にして、そのシェアも22%でトップ。トップシェアは30年間維持しているとのことです。

南アフリカと言えば、人種隔離政策「アパルトヘイト」が実施された国で、黒人は満足に教育を受けることも出来なかった歴史がありますが、トヨタは工場内に職業訓練校を開校。クルマづくりに必要な技術や技能、さらには一般常識などを指導していった経緯があるようです。
そんな経緯もあり、現地でトヨタ自動車はある種絶対的な存在の様子。

また、アフリカの経済構造(中流層が多く市場としては見込みがある)上、他の自動車メーカーおよび電機メーカーも追随しようと、アフリカに進出していて、パナソニックは今年2月に駐在員事務所を設置(ナイジェリア)、増販を狙っているとのことです。

しかし、ジェトロ(日本貿易振興機構)の調査によると、「労働人口は多いものの、即戦力となる人材が不足している」らしく、トヨタのような成功例はまだ多くないらしいですね。


このニュースを見て、ODAの応用に対する参考になるのではないかという印象を持ちました。
昔から言われることとして、「ODAでは物資だけを支給していわゆる『渡しっぱなし』である」というものがあります。
教育を施し、技術者を養成することで、長期的な貢献をすることに成功した事例が、このニュースのトヨタではないでしょうか。
最近はリコール騒ぎでやや印象の低下していたトヨタですが、このニュースで少し面目躍如ができたのではないかと思います。




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テーマ : 経済
ジャンル : 政治・経済

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