鳩山首相、明日にも退陣か
小沢一郎幹事長は同日午後、国会内で首相と急遽会談し、その後の党役員会で「これから決めることだ」と首相の進退に言及。小沢氏は明日にも、首相と再度会談する予定。党内では夏の参院選への不安が急速に強まっており、情勢は緊迫化してきたというものです。
首相と小沢氏の会談は、輿石東参院議員会長も交えて8分間行われ、輿石氏は参院選の情勢は厳しいと伝えています。
首相は同日夕方、首相官邸で記者団に「厳しい局面だが、3人で頑張ろうということになった」と述べ、「続投確認か」との記者団の質問には、「当然だ」と語ったようです。
これに関し、小沢氏にパイプがある社民党の又市征治副党首は同日夜のBS番組で、首相の退陣は「あす(1日)、あさって(2日)だと思う」と指摘。「(首相が)けじめを付けないと、たくさんの候補者を引き連れて討ち死に(する)。そんなことは、選挙の神様と言われる小沢氏が読んでいるだろう」と語った様子。
民主党役員会で、小沢氏は首相との再会談について「中身は一任してほしい」と要請。今後の対応を小沢、輿石両氏に一任することを確認した形になります。
役員会では、石井一選対委員長が「(参院選まで)残された時間は少ない。ここで首相を代えても状況が好転するとは思えない」と発言。
小沢氏は「そういうことも念頭に首相と話し合う」と述べた。
続いて開かれた正副幹事長会議で、小沢氏は「あらゆる状況が厳しい。社民党が政権離脱し、非常に厳しい状況だ」と述べ、参院選への危機感を強調。高嶋良充参院幹事長も記者団に「党と政府の最高責任者である鳩山首相の決断にかかっている」と、自発的な辞任を暗に要求した。
以上のニュースが、流れていました(出典:時事通信)。
社民党の離脱は、別段気にすることもないと思います。あれだけ、沖縄の基地問題でも無責任な発言を続け、国防という観点からは、むしろ「ガン細胞だ」という言われ方もされていますので。
民主党としては、次回の参議院議員選挙の結果が気になるようですが、ここは目先のことを考えず、「一度惨敗を喫して次回以降に備える」という姿勢を推奨したいと思います。
自民党政権が瓦解して民主党政権が誕生したわけですが、蓋を開けてみれば、口だけで実際には何もしていないに等しい状況。その間に、自民党は着々と準備を進めていました。
次回の選挙で、民主党が惨敗するのは簡単に予想できます。
「惨敗しないように」という価値観を一度捨ててもらって、「本当に国民のためになるのはどんな政治なのか」を真剣に考えていただきたいと思います。
自民党から政権を奪取して、少し浮かれていたのでしょうか。
民主党の政策には、国民が諸手をあげて喜ぶような場面が、ついに見られませんでした。
国民が失望するのも、自然な話です。
今回は少し、歯に衣を着せずに言わせていただきますが、アホなタレント議員を擁立して喜んでいる時間があるなら、商社等での経験が豊富な無名の市民にある程度の援助をして立候補を要請していただきたいと思います。
「小泉劇場」、「鳩山幼稚園」。
こんなフレーズで得をするのは、マスコミぐらいです。
普通に生活をしている立場からは、迷惑なだけで、「いいかげん真面目にやれ」という意見が頻発しても自然な話です。
民主党は、次回の参議院議員選挙で惨敗をした上で、「国民のための政治」というものを真剣に考えればいいんだと、思っています。
退陣論が拡大、民主党
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